らしやめん称呼

長崎に於ける唐人屋敷乃至出島和蘭屋敷通ひの丸山遊女の時代に次いで、下田在留のハリスと、ヒュースヶンとに、お吉お福が雇はれたことが、外国人に日本婦人の関係した権輿である。而してらしやめんと呼ぶ様になつたのは、横浜開港後の事であると想はれる。